星になったお馬さん達②

競馬コラム
2020年~2021年3月に亡くなった元競走馬達を振り返ります

2020年~2021年3月に亡くなった元競走馬達を振り返ります
前半の①はこちら
https://mopitan.com/hoshininatta1/
それでは、後半です

シンボリクリスエス(21歳没)

アメリカで生まれ日本でデビュー
天皇賞(秋)と有馬記念を2連覇しました
全15戦で全て掲示板にのる安定した成績を残しました
種牡馬としてもストロングリターン、ルヴァンスレーヴ、エピファネイアなどを輩出
血統的に日本にはあまりいないタイプであったことから配合しやすく需要が多かった
芝、ダート問わず活躍馬を輩出
後継のエースとなるエピファネイアがその血統を継承していくだろう

クロフネ(23歳没)

現役時代はNHKマイルカップ、ジャパンカップダートを制覇
芝とダートのG1を制覇した馬はクロフネを含めて5頭しか達成できていない記録
特にクロフネはダートレースの強さが衝撃的で今現在でもダート最強馬にあげる人も多くいる
種牡馬としてもクラリティスカイ、アエロリット、ソダシなどを輩出
牝馬に活躍馬を多く出した印象
その血統は子孫達に脈々と引き継がれていくだろう

シーザリオ(19歳没)

現役時代は6戦5勝2着1回
怪我による引退で現役生活は短かかった
しかし、優駿牝馬を制しその後は日本馬初となるアメリカオークスを制覇した
繁殖に上がった後はエピファネイア、リオンディーズ、サートゥルナーリアを輩出
日本競馬の歴史の中でも名牝と呼ばれる成績を残した
G1馬となった3頭の息子達は偉大な母の血を残していってくれるだろう

ジャングルポケット(23歳没)

現役時代はクロフネ、アグネスタキオンと共に3強と呼ばれた
21世紀初の日本ダービーを制覇
印象に残っているのはジャパンカップ制覇
3歳での制覇に加えて当時の人気馬テイエムオペラオーを差し切っての勝利だった
種牡馬としてもトーセンジョーダン、オウケンブルースリ、アヴェンチュラなどを輩出
余談だが芸人トリオのジャングルポケットはこの馬から来ている

ネオユニヴァース(21歳没)

現役時代は皐月賞、日本ダービーを制覇して2冠馬となった
当時は短期免許で来日の身であったミルコ・デムーロ騎手の菊花賞での来日を特例としてJRAに認めさせたお馬さんである
また今も当時もあまり考えられない日本ダービー制覇後に3歳での宝塚記念挑戦したお馬さん
種牡馬としてはヴィクトワールピサ、アンライバルド、ロジユニヴァースなどを輩出
ヴィクトワールピサのドバイワールドカップ制覇、ロジユニヴァースの父子親子ダービー制覇などすばらしい記録を子供達にも継承したお馬さんである

今までもこれからも多くの名馬が誕生しその血を継承していくだろう
人それぞれの記憶に残る名馬達にありがとうと伝えたい
そしてどうか安らかに
子孫達の活躍を天から見守っていてください

では、また

コメント